ブランクはあるけど介護職に復帰できるだろうか、と不安に思う人は多いです。資格を持っていたり、経験があれば介護職は他の職種と比べると求人が多くすぐ働けそうですが、実際の経験者から聞くと介護職ならではの問題もあります。
多くの人が心配する点は、法改正によって施設のルールが以前働いていた時と違う事です。介護事業の法改正は3年ごとに見直されています。そのため、仕事範囲や必要な作業手順などはブランクが長ければ長いほど再度勉強しなおしておくとよいでしょう。どうしても不安な人は、正社員になる前にパートやバイトで少ない時間帯から初めてからフルタイムで働くという方法も一つです。自己学習だと学ぶ範囲に限界があるため、最新の情報を得るなら同業の友達や昔の同僚などに話をきくなどもおすすめです。
もう一つは体力、免疫力をつける事です。介護職の多くは、身体介護という身の回りの世話を行う作業がつきものです。力仕事も他の事務作業と比べて非常に多いです。ブランクがある方は、当時の体力が元に戻るまで筋トレや有酸素運動を繰り返しましょう。有酸素運動を行う事で代謝がよくなり、体を動かす事でセロトニンが分泌され余計な心配なども解消されます。生活サイクルを就労時と同じ時間帯にもどす事も大切です。体内時計が急激に変化すると、体内ホルモンバランスが崩れウイルスに感染しやすくなります。少しずつ生活習慣を整えていくことが重要です。また食事の取り方やお弁当の用意なども、仕事を始めた時を想定して準備しておきたいものです。