復帰の不安について

結婚、妊娠や出産、病気療養などで一時的に仕事を辞めてしまう人がいます。産休や育休休暇などの制度もありますが、全員が適応できておらず一旦退職して再就職という方法がまだまだ主流のようです。介護職にはスキルや経験が必要なため、仕事を辞めてブランクがある人でも同じ職種で再就職する人が多い仕事の一つです。

人生において大切な時間を過ごす時、仕事をやめるという決断は簡単な事ではありません。休暇と違い収入の不安や、復帰できるのかなど見えない将来を考えると憂鬱になる人も多いでしょう。ブランクが長い方は、体が思う様に動かないかもしれません。どんな理由であれ今までの生活と違う事をする際に不安や心配はつきものです。ブランクがあって介護職で復帰を考えている人に共通して言えることは「以前の自分と今の自分は違うんだ」という考え方をもつことです。

ブランクといっても、数ヶ月から数年まで期間によって状況はかわります。介護職は求人も多く、経験者は優遇されるため就活には苦労しません。しかし休む以前と比べると自分の優先事項が異なります。前以上に大切なのは自分の体だったり、生まれてきたお子さんなどです。今までとは違うという意識を持たずに再就職先を選んでしまうと、この現実とのずれに苦しんでしまう事もあるかもしれません。これを防ぐためには、どんな期間のブランクでも、自分は以前と違う状況なんだという事、今の自分にあった職場をみつけるという意識が必要です。特に労働時間はいきなり長時間よりは少しずつ慣らしていくつもりで選びましょう。